クリスマスから年末年始に使える無料クラシックBGM|商用OK(日本国内)・くるみ割り人形など8曲
クリスマスから元日まで、季節と結びつきのある8曲・約55分。《くるみ割り人形》から、大晦日や元日に演奏される曲まで、選んだ理由つきで並べました。どの曲も、日本国内では権利の保護期間が満了していると当サイトが判断した録音で、日本国内なら商用でも無料で使えます。
1曲目から順番に流れます。曲ごとのダウンロードは各曲のページから。
メドレーの流れ
先にお伝えすると、このページにジングルベルなどのクリスマスソングはありません。クラシックの中から、クリスマスや年末年始と結びつきのある曲を、理由が説明できるものだけ選びました。
前半の4曲は、クリスマスの時期に合う曲です。クリスマス・イブの物語のバレエ《くるみ割り人形》から2曲、冬のスケート場から生まれたワルツ、そして合唱なしの《ハレルヤ》。後半の4曲は年末年始です。ウィーンの大晦日の定番《こうもり》、日本の年越しのコンサートで使われた《威風堂々》と《ボレロ》、最後は元日のニューイヤーコンサートでおなじみの《美しく青きドナウ》で新しい年を迎えます。なお、各コンサートで演奏されたのは当サイトの録音ではありません。曲が選ばれた場面を、選曲の理由として紹介しています。
クリスマス・イブの物語 → 冬のスケート場 → クリスマスの定番 → 大晦日 → 年越し → 元日。通して流しても、1曲ずつ使っても大丈夫です。
クリスマスや年末の定番でも、ここに入れていない曲があります。合唱の入った《ハレルヤ・コーラス》、第九《歓喜の歌》、《主よ、人の望みの喜びよ》、《くるみ割り人形》の《行進曲》です。これらは、曲そのものではなく、当サイトが持っている録音について、今のところ当サイトの基準で権利を確認できていないため、配布していません。演奏や録音の良し悪しではなく、当サイトで確認が取れたかどうかの違いです。《ハレルヤ・コーラス》は、確認が取れた合唱なしの吹奏楽版を4曲目に入れました。
《くるみ割り人形》は、クリスマス・イブの夜、クリスマスツリーの足もとで始まる物語のバレエです(1892年12月初演)。この曲はその第2幕の曲です。2分ほどの短い曲なので、入口に置きました。
聴きどころ:2秒ごろからの30秒が、この曲で一番静かな部分です。1分07秒ごろが一番の盛り上がりで、15秒だけ使うなら1分01秒〜1分16秒が切り出しの目安です。カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団の1952年録音です。
同じ《くるみ割り人形》の第2幕から、華やかなワルツを続けます。《くるみ割り人形》は、クリスマスの定番クラシックを紹介する記事で1番目に挙げられることもある作品です。
聴きどころ:25秒ごろからの30秒が一番静かな部分です。5分12秒ごろが一番の盛り上がりで、60秒の切り出しなら5分07秒〜6分07秒が目安です。曲の最後に10秒ほど無音があります。トスカニーニ指揮、NBC交響楽団の1951年録音です。
1882年に作られたワルツで、パリのブローニュの森にあるスケート場の様子から生まれたとされます。クリスマスの曲ではありませんが、冬を思わせるクラシックとして、冬やクリスマスの曲を集めた記事にも入っています。
聴きどころ:49秒ごろからの30秒が一番静かな部分で、6分53秒ごろが一番の盛り上がりです。30秒の切り出しなら2分27秒〜2分57秒が目安です。静かな所と大きな所の差が大きい曲(17.9dB)なので、お店では音量を控えめに。カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団の1955年録音です。
ヘンデルの《メサイア》の中の1曲で、クリスマスに聴くクラシックの定番として、多くの紹介記事に入っています。ここで配っているのは、合唱の入らない吹奏楽版です。歌声は入っていません。クリスマスのパートの締めくくりに置きました。
聴きどころ:1分ごろが一番の盛り上がりで、15秒だけ使うなら49秒〜1分04秒が目安です。音量の波は5.7dBと、当サイトで測った曲の中でもとくに小さく、音量がほとんど上下しません。アーサー・プライヤー楽団の1908年録音で、このメドレーで一番古い録音です。
ここから年末年始です。ウィーン市の観光局のページでは、喜歌劇《こうもり》は、元日のニューイヤーコンサートと並ぶ、ウィーンの年越しの定番として紹介されています。1900年からは、ほぼ毎年大晦日に上演されてきたそうです。その序曲です(出典:ウィーン市観光局)。
聴きどころ:一番大きな音は出だしに来ます。1分36秒ごろからの30秒が一番静かな部分です。15秒の切り出しなら、曲の終わりの7分28秒〜7分43秒が目安です。クラウス指揮、ウィーン・フィルの1950年録音です。
日本の大晦日には、テレビ東京で放送されてきた『東急ジルベスターコンサート』で、曲の終わりと年越しの瞬間を合わせる「カウントダウン」の演奏が行われてきました。この曲は、2006年から07年(第12回)と、2012年から13年(第18回)への年越しの曲に選ばれています(出典:テレビ東京 番組ページ)。
聴きどころ:1分12秒ごろからの30秒が一番静かな部分で、3分52秒ごろが一番の盛り上がりです。60秒の切り出しなら3分07秒〜4分07秒が目安です。音量の波は8.0dBと小さく、お店でも音量をそろえやすい曲です。ウッド指揮、クイーンズホールオーケストラの1940年録音です。
同じ『東急ジルベスターコンサート』で、2015年から16年、2025年から26年への年越しの曲に選ばれました(出典:テレビ東京)。同じリズムをくり返しながら少しずつ大きくなっていく曲なので、年越しへのカウントダウンとしてここに置きました。
聴きどころ:15分35秒ある長い曲です。最初の30秒が一番静かで、そこから少しずつ大きくなり、15分21秒ごろが一番の盛り上がりです。60秒の切り出しなら13分09秒〜14分09秒が目安です。クリュイタンス指揮、フランス国立放送管弦楽団の1953年録音です。
最後は元日です。ウィーン・フィルが1月1日に開くニューイヤーコンサートで、アンコールの定番になっている曲です。曲の出だしで一度拍手が起こり、楽団が新年のあいさつをしてから演奏し直す慣習もあります。新しい年を迎える曲として、最後に置きました。
聴きどころ:15秒の切り出しなら1分46秒〜2分01秒が目安です。7分35秒ごろからの30秒が一番静かな部分で、そこから8分15秒ごろの最後の盛り上がりへ進んで終わります。トスカニーニ指揮、NBC交響楽団の1941年・1942年録音です。
こんな聴き方も
- お店で流すとき:個人で契約している音楽配信は、お店で流してよいとは限りません。たとえばSpotifyの利用規約(日本版)では、第3条で、利用できる範囲を「個人利用および非商業利用」としています(2026年10月確認)。ほかのサービスも、お店で使えるかどうか、契約の内容を確かめてから使ってください。
- このページの曲をお店で流すとき:このページの曲は、作曲者の著作権も、演奏・録音の権利も、日本国内では保護期間が満了していると当サイトが判断した録音です。日本国内なら商用でも無料で、申請や連絡も要りません。JASRACなどの著作権管理団体への手続きも、このページの曲については通常は要らないと考えています。ただし、同じお店でほかの音楽(配信・CD・有線放送など)も流す場合は、そちらの手続きは別に必要になることがあります。詳しい条件は利用規約をご覧ください。
- ボレロの長さ:7曲目の《ボレロ》は15分35秒あります。同じ曲が長く続くのを避けたいときは、ボレロを飛ばすと約40分の並びになります。動画では、曲の途中から切り出して使うのがおすすめです。
- 動画に使うとき:各曲の「一番静かな30秒」は、ナレーションや声を重ねやすい所です。15秒・30秒・60秒の切り出しの目安は、曲ごとのページにも載っています。
- 発表会やクリスマス会で使うとき:入場や休憩の時間には、短い曲(金平糖の精の踊り 1分57秒、ハレルヤ(吹奏楽版)3分17秒、威風堂々 4分24秒)が使いやすい長さです。MP3は曲ごとのページから1曲ずつダウンロードできます。
- 音量:《ボレロ》(19.5dB)、《スケーターズ・ワルツ》(17.9dB)は、静かな所と大きな所の差が大きい曲です。お店では最初の音量を控えめにしておくと安心です。
- 古い録音の音:1908〜1955年の録音なので、少しこもった音や「サー」という雑音が入ります。とくに4曲目の《ハレルヤ》(1908年)は雑音が目立ちます。
- YouTubeに使うとき:YouTubeでは、自動照合で申し立てが来ることがあります。公開前に限定公開や非公開でアップして、確認しておくと安心です。
選曲した人から
12月は、お店でも家でも、音楽を流す時間が増えやすい季節です。せっかく流すなら、「この曲はなぜクリスマスなのか」「なぜ大晦日なのか」が分かっていると、曲を選ぶのも少し楽しくなります。だからこのメドレーは、理由が説明できる曲だけで作りました。
大掃除の合間に1曲、年賀状を書きながら1曲。特別なことをしなくても、好きな曲が流れているだけで、いつもの部屋が少しだけ季節の顔になります。
年の終わりに、1年をふり返りながら1曲。そんな小さな時間のおともになればうれしいです。
— くらしのクラシック 運営者