秋の夜長に聴くメドレー
長い秋の夜を、長い曲でゆっくりと。短いピアノ曲で始まり、10分前後の管弦楽の曲にひたって、《月の光》で終わる5曲・約40分です。
1曲目から順番に流れます。曲ごとのダウンロードは各曲のページから。
メドレーの流れ
秋の夜は長いので、このメドレーは1曲の長さで選びました。真ん中の3曲は、どれも9分半〜12分半。曲が変わる回数が少ないぶん、ひとつの曲にゆっくりひたれます。
入口と出口は、同じ Gieseking のピアノ(1953年録音)です。2分少しの短い曲で始めて、オーケストラの長い曲を3曲聴き、最後は月の曲で静かに閉じます。
ピアノで灯りをともす → 長い曲にひたる → 月の光で閉じる。読書や考えごとのおともに。
入口は、2分少しの短いピアノ曲です。長い曲が続く前に、まず静かな音に耳を慣らします。「眠れない夜のメドレー」と同じ曲ですが、入口にちょうどいい長さなので選びました。
聴きどころ:1分07秒ごろにふわっと音が広がり、1分25秒ごろからまた静かになります。Gieseking の1953年録音です。
ピアノ1台から、ピアノとオーケストラの曲へ広げます。9分半ある曲ですが、音量の波は11.5dBで、当サイトの44曲の中で6番目に小さい曲です。長い曲の入口として、ここに置きました。
聴きどころ:2分04秒ごろからの30秒が、いちばん静かな部分です。5分33秒ごろが盛り上がりの頂点です。ウイリアム・カペル(ピアノ)、ウイリアム・スタインバーグ指揮の1950年録音です。
同じラフマニノフの、ゆったりした管弦楽の曲を続けます。約10分、急がない時間が続く曲です。静かな部分と盛り上がりの差が大きい曲(21.8dB)なので、音量は小さめのままで。
聴きどころ:3分57秒ごろからの30秒が、いちばん静かな部分です。そこから高まって、6分25秒ごろが頂点です。ディミトリ・ミトロプーロス指揮、ミネアポリス交響楽団の1947年録音です。
このメドレーでいちばん長い、12分半の曲です。題名の「モルダウ」は川の名前。長い夜に、大きな流れの曲とじっくりつきあう時間として置きました。
聴きどころ:11分03秒ごろが、この曲でいちばん大きな盛り上がりです。12分04秒ごろからの30秒が、いちばん静かな部分です。Furtwangler、ウィーンフィルの1951年録音です。
最後は《月の光》。秋はお月見の季節なので、締めくくりにこの曲を選びました。1曲目と同じ Gieseking の1953年録音なので、ピアノの音で始まり、ピアノの音で終わります。「眠れない夜のメドレー」と同じ曲です。
聴きどころ:1分45秒ごろに、この曲でいちばん音が大きくなります。4分06秒ごろからの最後の部分は、とても静かです。
こんな聴き方も
- 長い曲が続くので、通して聴かなくても大丈夫です。今夜は2曲目まで、明日は3曲目から、という聴き方もあります。
- 3曲目と4曲目は、途中で音が大きくなります。夜に聴くときは、音量を控えめにしておくと安心です。
- 温かい飲み物と本を用意して、ページをめくりながら聴くのもおすすめです。
- 小さな音の曲だけを聴きたい夜は、「眠れない夜のメドレー」もどうぞ。
- 1947〜53年の古い録音なので、少しこもった音がします。
選曲した人から
秋になると、夏より早く暗くなって、夜の時間が長くなります。その長さを急がずに楽しむためのメドレーです。だから、1曲が長い曲を選びました。
窓を少し開けて、虫の声と一緒に聴く。温かいお茶を入れて、本を1章だけ読む。そんな小さな時間に、そっと流しておいてもらえたらと思います。
— くらしのクラシック 運営者