展覧会の絵(Pictures at an Exhibition) はロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーによるピアノ連弾用組曲で、1874年に作曲されました。後にモーリス・ラヴェルのオーケストラ版で広く知られるようになり、全体を通じて絵画を巡る音楽の旅を描き出しています。
楽曲情報
展覧会の絵(Pictures at an Exhibition)
項目 | 内容 |
---|---|
作曲者 | モデスト・ムソルグスキー(Modest Mussorgsky) |
オーケストラ編曲 | モーリス・ラヴェル(Maurice Ravel)、他 |
作品構成 | 全10曲+随所で「プロムナード」(絵を観る歩み) |
特徴 | 各絵画に対応した音楽的描写、変幻自在の形式と音色 |
演奏時間 | オーケストラ版:約30〜35分 |
日本国内での使用例
- テレビ番組『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)
番組内の映像中、「プロムナード」(抜粋)がBGMとして定期的に使用されています。吹奏楽譜の宣伝文にも登場する、国内で認知された使用例です。
編曲・アレンジ版の活用例
- アニメ『展覧会の絵』(手塚治虫/1966年)
手塚治虫監督による30分のアニメ作品で、曲全体を使った実験的アニメ映像が日本で上映・話題に。編曲は**冨田勲(Isao Tomita)**によるシンセアレンジ版です。 - 多様な編曲が普及
- 管弦楽(Ravel等)
- 吹奏楽・室内楽
- ピアノ連弾
- ジャズ・ロック・シンセ版
多様な演奏形態で出版・演奏され、YouTubeや演奏会などで高い人気を誇ります。