ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18 第1楽章(Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18 – I. Moderato)は、ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフによるピアノとオーケストラのための楽曲で、ロマン派音楽の中でも特に高い人気を誇る協奏曲の一つです。第1楽章は鐘を模したようなピアノの和音から始まり、壮麗で感情豊かな旋律が展開され、劇的な構成美とともに観客を魅了します。多くの演奏家に愛され、映画・テレビなどでも度々取り上げられる名楽章です。
楽曲情報
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18 第1楽章(Piano Concerto No. 2 in C minor, Op. 18 – I. Moderato)
項目 | 内容 |
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作曲者 | セルゲイ・ラフマニノフ(Sergei Rachmaninoff) |
作品名 | ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op. 18 |
楽章 | 第1楽章:Moderato |
特徴 | 冒頭の鐘のようなピアノ和音 → 力強いオーケストラとピアノの掛け合い |
作曲年 | 1900–1901年 |
演奏時間 | 約11〜12分(第1楽章) |
日本国内での使用例
- フィギュアスケート競技
浅田真央選手がソチ五輪フリーで第1楽章の抜粋を使用。また、伊藤みどり選手(1992年アルベールビル)、高橋大輔選手(2007年世界選手権)もプログラムで使用しています。
- テレビドラマ『花子とアン』(NHK連続テレビ小説)
安東はな(吉高由里子)と村岡英治(鈴木亮平)の逢い引きシーンで使用されました。 - テレビドラマ『わたしたちの教科書』(2007年・TBS)
主題などに第1楽章が挿入曲として用いられました。
編曲・アレンジ版の活用例
- 吹奏楽・室内楽・ピアノ連弾など多様な編成で普及。
- 『のだめカンタービレ』では千秋真一(玉木宏)が全曲披露、アニメ版でも使用されています。
- 各種映画(『Brief Encounter』など)やポップ曲(Eric Carmen「All by Myself」など)への影響も多々あり、名作として連呼されます。