管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV 1068 より 第2曲《アリア》（Air (2nd movement from Orchestral Suite No.3 in D major, BWV 1068)） は、ドイツの作曲家ヨハン・セバスティアン・バッハによる管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068 の第2曲「エア（Air）」を、19世紀にヴァイオリニストのアウグスト・ヴィルヘルミがヴァイオリンのG線だけで演奏できるように編曲したことで知られる名曲です。

楽曲情報

管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV 1068 より 第2曲《アリア》（Air (2nd movement from Orchestral Suite No.3 in D major, BWV 1068)）

項目	内容
作曲者	ヨハン・セバスティアン・バッハ（J.S. Bach）
原曲名	Orchestral Suite No. 3 in D major, BWV 1068 – II. Air
通称	G線上のアリア（Air on the G String）
編曲者（通称の由来）	アウグスト・ウィルヘルミ（A. Wilhelmj）がヴァイオリンのG線だけで演奏可能な編曲を制作
使用編成（原曲）	弦楽合奏と通奏低音（オリジナル）
特徴	穏やかで流れるような旋律、結婚式・追悼式・映像作品などでも多用される

ドラマでの使用例

• フジテレビ系ドラマ『101回目のプロポーズ』（武田鉄矢＆浅野温子出演）
  エンディングや重要シーンのバックミュージックとして「G線上のアリア」が使用され、感動シーンを静かに彩りました。日本でのクラシック人気を後押しした作品のひとつです。
• TBS系ドラマ『G線上のあなたと私』（2019年）
  主人公がヴァイオリン教室に通うきっかけとして、ショッピングモールでこの曲の生演奏を耳にし、そのままオープニングテーマとしても象徴的に使用されました。

CMでの使用例

• SHARP「AQUOS」テレビCM — 「名画シリーズ」篇（吉永小百合出演）
  「G線上のアリア」をアクオスCMソングとして収録したCDが発売されるほど、この曲は複数のCMで使用されており、映像に高級感と安心感を与えました。

• USJ「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス2014」“恋人編”
  ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのクリスマスCMでも、「Air on the G String」が雰囲気を盛り上げるBGMとして選ばれました。